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今月読んだマンガ2010/02

まんまんちゃん、あん。(3)
きづき あきら・サトウナンキ夫婦の寺漫画完結巻。久しぶりにラストが救いのあるお話でよかった。寺の内情の面白さと複雑さ、これを紹介して漫画にするところまでなら誰でもできる(寺じゃないけど神社のススメとか)。そんな複雑な寺の仕組みに、めぐりという主人公の境遇・性格をほどけないほど絡めてくるこのテクニックは尋常じゃない。それなのにあざとい感じがしないのは、作者が漫画をちゃんと好きで、キャラクターたちをちゃんと愛しているからだと思う。読んでて伝わってくるモノがあった。名作。
宇宙兄弟(8)
今までは、美人で大食いでちょっと変、ぐらいしか説明がなかったセリカさんの過去がちょっとだけ語られる。ここまでのドラマはなくても、宇宙に行こうっていうぐらいの人は子供の頃から多かれ少なかれこんな素晴らしい志を持ってるんだろうなぁとか思うとまた泣きそうに。ああ、しかし大変だ。ヒビトがすげえ大変なことになった。心配すぎてオロオロする。漫画なのに。
アイアムアヒーロー(1)
読んでてずっと「あー、また古谷実みたいな漫画家がひとり増えてしまったのか」と残念な気持ちになってたけど、最後まで読むと、どうやらちゃんとしたストーリーがあるみたいで安心した。いや、逆に今の漫画界でこんだけ引っ張ってお膳立てさせてもらえるなんて、なかなかないことだよ。花沢健吾けっこう期待されてんじゃないのか。早く2巻が読みたい。
ひまわりっ~健一レジェンド(12)
正直ウィング関先生登場当初のテンションがなくなってるんじゃないかと思ってたけど、ここでまさかの兀突骨が出てきてクソ笑った。記憶の隅っこをつつかれると、人はこうも簡単に笑ってしまうものなのか。メインのストーリーも佳境を迎えているというのに、平気でチキン南蛮戦争とか盛り込んでくるあたり、さすが東村アキコだ。あと、兀突骨が一発変換できるどころか予測変換できてしまうGoogle日本語入力は脅威と言わざるを得ない。
団地ともお(15)
フライングしながら「無罪」を持って出てくるともおの、常に出てるベロが素敵だ。だよなー、小学生ならあれやりたいよなー。あと、最近父ちゃんの顔の隠しが甘くないか?というかもうほとんど顔出てるような気が・・・。もしや近々登場すんのか?いや、だったらなんで今まで隠してたんだって話だよなー。
おやすみプンプン(6)
なんかこう、どこかにゴールを設定して描いてる話じゃないっぽいから、その都度行き当たりばったりの中でプンプンの感情を描くような漫画なわけだけど、今回の母親の死は久々にあらかじめ決めてあった展開っぽくて、少し完成度が高かったように感じた。きっとこれからもこんな感じで続くんだろうなこの漫画は。
capeta(カペタ)(21)
やっぱりすごい作品だ。主人公であるカペタがライバルのはずのナオミに憧れに似た感情を持ってる、というか持たざるをえない魅力のある人物としてナオミを描いてたのもすごかったけど、そのナオミが上に行ってからは、カペタ自身のこともそういう風に(というか、そうあるべきって感じで)描いていくってのはすごく面白い。F1のシートに座れるのは世界でたった数人。でも速い奴はいっぱいいる。そんな中で、何が決め手でF1に乗れるのか。運っていうだけじゃ説明として乱暴だと思った曽田正人が出した答えが、結局これだったんだなと思った。
惑星のさみだれ(7)
うわー、泥人形ももう11体目かぁ。色々と本筋に絡む秘密が明かされたりしてるんだけど、正直そういうのよりも登場人物たちの心の葛藤や成長の方が断然面白い。セカイ系っていうと子どもがあんまり読むとひねくれちゃいそうだけど、今この作品と鋼の錬金術師だけは世界中の子どもが読むべきだと思う。
ぼくらの(11)
発売を追いかけながら読んでいて、中盤「これどうなのよ」と思うこともあったが、なんだかんだで結局は突飛な演出もなく普通に幕を引いてくれたなぁ。ぶっちゃけ思った通りに終わっちゃったんで、特に感想とかありません。それよりも、次回作「のりりん」の方が気になります。この人はこれからもずっと4文字タイトルで行く気なのかなぁと思ったら、good!アフタヌーンで「なにかもちがってますか」連載開始か。ふむ。
海月姫(3)
やっぱり展開とかノリがひまわりっと似てきたなぁ。作者的にはきせかえユカちゃんに近い感覚で描いてるんだとは思うが。東村アキコが好きで買ってるからそこに文句言うのもおかしいんだけど、並行して読んでるから複雑な気持ちになる。1作ずつまとめて読めばいいんだろうな、きっと。
溺れるナイフ(8)
あー、正直もう次からはいいかなと思い始めてる自分がいる。こんなに長く続けない方が良かったよ絶対。初期の頃の思春期の少年少女の心理描写とかマジで神がかってたのに。いかにジョージ朝倉が天才でも、天才的な表現っていうのはこの世にそうたくさんはないわけで、そうなると8巻ともなるとなんか既視感というか、手癖で描いてるのを見せられてる気になる。
乙嫁語り(1)
楽しみにしてたけどやっと読んだ!面白い!そして面白いだけじゃなく、読んでて嬉しくなる。ストーリーうんぬんももちろん面白いけど、それだけじゃない、作者の愛情が1冊の漫画から100冊分ぐらい溢れ出てるから、もうとにかくニヤニヤしながら読んだ。好きなものを描くことの大切さを体現してるお手本のような人だ。作者が本当に好きなものを描いて、そのもの(19世紀中央アジアとか)には興味の無い読者が読んでこれだけ面白いなんて奇跡だ。
喧嘩商売(18)
あいかわらず面白い。喜多先生のくせに普通に面白い漫画なんて描かないで欲しいところだが、面白いんだからしょうがないか。しかしこれだけスピード感の無い格闘漫画も珍しいよな。やってることは格闘なんだけど、面白さはまた別のところ(騙し合い的な?)にあって、だから俺みたいな格闘漫画嫌いにもウケるんだろうな。ただ、そろそろ辛いカレーを食べて、その辛さを萩の月で癒すような展開も欲しいところだ。
純潔のマリア(1)
主人公のマリアが使い魔と一緒に人助けをする漫画なのかなーと思ってたら、ずいぶん長い前振りだったなぁ。しかしこれは面白そうだ。もやしもんも面白いんだけど、なんかこう、疲れてると読みたくなかったりする時もあるからなぁ。こちらはもっと純粋なエンターテイメントに感じた。

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