今月読んだマンガ2010/05


うさぎドロップ(7)
ついにりんが母親と対面、っていうのがこの巻のメイン。でもまあ、この流れはいつか必ず描かれるであろう展開だったので、そこまで驚きとかも無く。それよりは、ダイキチがぎっくり腰になったことでお互いの関係を改めて考えたり、将来(老後?)を心配したりっていうあたりの方が面白かった。りんもダイキチも、コウキもコウキの母親も、みんながちゃんとお互いを思いやってる様は読んでてホッとする。
ひまわりっ ~健一レジェンド~(13)
正直ちょっぴり飽きてきてて、ここ数巻はけっこう流し読む感じになってたけど、これで完結といわれるとやっぱしっかり読んじゃうわけで。そうするとやっぱ三国志ネタが面白いわけで。引っ張ったわりにはあっさりしたラストにも思えるが、こんだけムチャクチャな漫画を綺麗にまとめるとは、さすが東村アキコというべきか。あとがきで作者自身も書いてるけど、ほんとに行き当たりばったりだもんなー。ただ、そのムチャクチャっぷりが本筋まで侵食しないのがセンスの良さなのかもしれない。
きのう何食べた?(3)
今回はシロさんの両親の描写から、ゲイを子供に持った親のちょっとした悲しさとかが上手く描かれてて良かった。いわゆる「普通の人」と全く違う人生を生きることって本当はもっと大変なんだろうけど、よしながふみ漫画に登場するゲイたちは明るく笑い飛ばしてて、またそれがぐっときたりする。よくレシピ漫画みたいに紹介されてるけど、正直描かれてるレシピって基本的なことばっかりであんまり参考にならなくね?とか言うとまた怒られるんだろうか。それよりも、そんなベタなレシピで作られた食べ物がものすごく美味しそうに見えるっていうところの方を評価したい。実際我が家なんてこれ読んでから2回もクレープ作ったし。
珈琲時間
アンダーカレントもすごく面白かったから期待して読んだ。コーヒーもう一杯は山川直人の味を感じる漫画だけど、こちらは漫画として分かりやすく、その上ものすごく上手い。オムニバスの世界がパラレルワールドになってるとかは使い古された手法だけど、ストーリーはものすごくバラエティに富んでる。ひとつ残念なのは、最終話にこれまでの登場人物がたくさん出てくる場面、人物の描き分けがイマイチなため、誰が誰かさっぱり分からなかった。絵は上手いと思うんだけどなー。
ハルシオン・ランチ(1)
沙村広明による無駄に絵が上手いギャグマンガ。無限の住人の流れで読むとガッカリする人が出そうだが、おひっこしが好きだった人にはおすすめ。ただ、小ボケを全部拾うには日常生活に全く必要のない無駄な知識が豊富に必要なので、作者と同年代じゃなかったりサブカルとかをスルーしてるとイマイチ楽しめないかも。それにしても、あとがきに笠木忍が好きとか普通に書くんじゃねえよまったくもう。
戦国妖狐(4)
さすが水上悟志。すべての作品に共通してるけど、きっちり熱く、きっちり面白い。そしてものすごく正しい。どう見ても泣かせようとしてる展開がミエミエなのに読んでて泣かされてしまうのは、そこまでのステップに倫理的な引っ掛かりが微塵も無いからだと思う。この「絶対的に正しい漫画」の感覚は鋼の錬金術師に通じるものがある。なんか精神と時の部屋っぽいの出てきたけど、まあよしとしよう。
岳 みんなの山(11)
マンガ大賞とったのは知ってたけど「まー完結したら読むかなー」程度の感じでいたら、知り合いの漫画好きお兄さんから猛烈プッシュされたので急いで読んだ。結果クソ泣いた。基本的にほぼ全ての話にオチらしいオチはなく、ヘタしたら「いやー!やっぱり山はいいよにゃー!」みたいな感じで終わる話が大半なのに、なぜがそれを見て涙が止まらない。人間の力じゃどうにもならない、敵でも見方でもない大きな「山」という存在があって、そこで繰り広げられる人間模様。これはもしかしたら宇宙漫画に近い感覚かもしれない。ふたつのスピカなんか好きな人にはおすすめです。って賞たくさんとってるからみんな読んでるか。
3月のライオン(4)
ハチワンダイバーとは全く違ったベクトルでのネーム力。なんだけども、今月は刺激物いっぱいの漫画をたくさん読んでしまったので、実はあんまり頭に入ってこなかった。将棋界の師弟関係とか、天才が集まる中でもさらに飛び抜けた存在とか、そのへんをクローズアップしてるんだけども、正直将棋本来の描写はハチワンダイバーに遠く及ばない感じ。もっとドラマを見せて欲しい。
モテキ(3)
前巻のレビューで結局何が言いたいのか分かんないとか辛口ぶったけど、いや、やっぱ面白いな。そんで、主人公の消極性とか自己批判とかのネガティブさが悲しいぐらい共感できてツライ。まあ、俺はぜんぜんモテてなかったけどな。とりあえず俺が主人公なら、何度生まれ変わってもいつかちゃん一択で。
宇宙兄弟(9)
やったー!日々人生きてたー!あぶねー!もう日々人が月に行っちゃってるから、「死んだ弟の分も兄が夢を叶える」という話にならないし、簡単に死んだりはしないんじゃないかと思っていながらも内心超ハラハラした。そんで3人の宇宙飛行士が助けてくれたっていうくだりで、3人目が六太ってとこで号泣。日々人が3人って言ったところで六太のことも含んでるの分かってたのに号泣。いい漫画。
喧嘩商売(20)
十兵衛ちゃんの反撃、というよりもうボッコボコ。金田を余裕で殺せるぐらい圧倒的な差で勝利する様はまさに圧巻。煉獄マジつえー。次巻は高野と石橋、さしずめ次の十兵衛への挑戦者を決める闘いといったところか。しかし本当に普通に面白い。格闘漫画でこんだけ楽しめてるのはエアマスター以来。エアマスターを格闘漫画というとすごく怒られそうだけど。
おおきく振りかぶって(14)
美丞戦、最終的に負けてしまったが、みんなが大きく成長した試合だった。この漫画の性質上、格上の相手に不自然に勝ち続けたりはしないはずなのでそろそろ負けるだろうとは思ってたけど、いざ負けるとやっぱり悔しいな。ただ、阿部が故障したことで色んなことが見えてきたし、なにより三橋が本当のエースになれたと思う。スリーランを打たれて自分のピッチングが乱れた時、大きな声でアウトカウントをコールするシーン。三橋の大声にみんなが一瞬驚きながらも、すぐに声をかけ返してくれた場面では、思わず涙が出た。なんて素晴らしい作品なんだ。世界中の人が読めばいい。
とめはねっ!(6)
なんか結局、蕎麦屋でバイトして、書の甲子園を見に行くだけ。面白いし次の展開も気になるんだけど、上手すぎてもう感想とかあんまりない。展開もゆっくりだし、伏線の張り方も達者すぎて、もう発売を追っかけてるぐらいじゃ新刊読む度に全部忘れてる。これは全巻揃ってからまとめ読みだな。