今月読んだマンガ2010/09


スプライト(3)
いわゆるパニックもの。ある日突然「時間」という黒い水に世界中が飲み込まれ、超高層ビルにいた主人公たちだけが未来に連れていかれてしまう。たいていのマンガ読みはこういうタイプの漫画に目がないと思うけど、どうしても気になっちゃうのはやっぱりたたみ方。読んでるほぼ全ての人がドラゴンヘッドの呪いにかかってると言っても過言ではないので、この作品とアイアムアヒーローにはがんばって欲しい。
絶対女王政(1)
これ連載読んでたらそこまで感じないのかもしんないけど、コミックスでまとめて読むと、ヒロインの性格付けに裏を作るか、それとも普通のツンデレにするか作者が迷ってるように感じた。といっても、月刊ガンガンJOKERを毎月買って読んでる奴なんて稀だとは思うが。そんで結局ヒロインは何のひねりもなく素直クールになってるわけで。素直クール好きとしては手放しで褒めたいとこだけども、んー、やっぱ未熟だなぁ。
おおきく振りかぶって(15)
わーもう最高!予選敗退するのはまあ分かってたことでもあるので置いといて、それよりもチームの目標を統一するエピソードが最高。素直に「甲子園優勝」って言えちゃう人、言いたいけど分相応に収まっちゃう人、はじめからある程度無理だと悟ってる人。そういうみんなが集まって西浦というチームがあって、いろんな意見があるけど誰も間違ってないんだ、っていうとこまでの流れでもうすでにみんなの気持ちがひとつになってる。そしてそのうえで、でもやっぱり目標として目指すなら甲子園で優勝したい!ってところまでみんながちゃんと自分たちだけでたどり着く様は、オッサン読んでてニコニコしながらボロッボロ涙出てきた。最高だ。最高の作品だ。
岳 みんなの山(12)
山に関わる人たちのいろんなエピソードがいちいち心に刺さる。山に登ることと人生の壁を乗り越えることをうまくつなげた話が多いので、否が応にも感動させられちゃうってのもあるけど、もしかしたら作者がこじつけるまでもなく人生と山登りは限りなく似てるのかもしれない。牧さんと一緒にヘリに乗ってる青木のエピソードも最高によかった。
宇宙兄弟(10)
新田の素っ気ない態度の裏にある兄弟のエピソードがメインの巻。前巻がものすごくドラマチックだったのでどうしてもちょっとトーンダウンした印象があるが、おそらくこれも今回の訓練での巻き返しで大きく盛り上げてくれるんだと信じたい。あと、軽い悪役キャラとして(つってもこの漫画に悪いヤツなんていないけど)出てきた教官の「移動時間は無駄」っていうのが共感できすぎて微妙な気持ちになった。
のりりん(1)
なんらかのトラウマがあって自転車を極端に嫌う主人公とその友達、偶然出会った自転車大好き一家の娘との(今のところ)ドタバタ楽しいお話。今までの鬼頭莫宏からすると異色のテーマだが、作者が自転車乗りなのは知ってたので、まあそこまで驚くほどでもないかも。でもあれだぞ、油断は禁物だぞ。いつ輪ちゃんが担任の先生に売られてオッサン数人から輪姦されたり、自転車乗ってたらトラックにはねられてぐちゃぐちゃになったりしてもおかしくないんだからな!
ぢごぷり(2)
えー、これで終わりー?そりゃまあ現実ではこんなもんなのかもしれんけど、漫画的な盛り上がりやカタルシスはほぼ皆無だったなぁ。結局作者がやりたかったのは、昨今の脳天気な育児マンガへのアンチテーゼだけだったのか、自分の育児経験を何かの形で残したかったのか。どっちにしてもらしくないなぁ。らしくないといえば、この後はげんしけん再開とのこと。これもなー、うれしいような複雑な気持ちだよなー。
海月姫(5)
こういうの描いちゃうから東村アキコは侮れないんだよなー。奇妙なオタクの生態を、なぜかオタクの方の目線から愉快にお届けするだけの漫画なのに、いつの間にやらうまいこと少女漫画のフォーマットにきっちりおさめてくる。ふざけながらゆっくり進めてた本筋で、最後には「オタクって面白いしけっこうすごいんだよ!」みたいなメッセージまで放っちゃう始末。たぶん狙ってるわけじゃないんだろうな。天才だな。
ノノノノ(9)
さすが。エルフェンリートでもおなじみだった「無意味に人が不幸になる展開」はまだまだ健在。9巻まで引っ張ってからのエロシーンだったので、久々に一般コミックのエロシーンで興奮してしまいましたよ。これは即物的な北崎拓先生にも真似できまい。エルフェンリートは個人的にちっとも面白くなかったけど、この作品はまあまあ。なんだかんだで結局どうなるのか興味ある。
死がふたりを分かつまで(11)
予知能力を持っているために自身を狙われている少女が、その予知によって、自分を助けてくれて、かつ未来の夫になるであろう剣術の達人を見つけ出すところから物語が始まる。うーん、面白いんだけどなー、なんかがっちりハマれないんだよなー。中盤からただただ闘ってばっかで大筋がほとんど進んでないように見えるし、なによりタイトルがかっこよすぎて名前負けなんだよなー。
放課後のカリスマ(2)
ナポレオンや一休など、歴史上の偉人たちのクローンだけが通う学校が舞台のお話。今月はハズレ多いなー。とりあえず2巻までは読んだけど、ちょっともうお腹いっぱいで無理。作中の設定説明がものすごくダラダラしたり脱線したりまた戻ったりでなかなか進まない。で、その脱線が面白ければ救いもあるけど、どうしても未熟。設定は面白いのに残念。
今日のあすかショー(1)
いでじゅう!のモリタイシが描いたソフトな校内写生みたいな漫画。なんなんだこいつは。一体何がやりたかったんだ。全然面白くない。モリタイシの描く女の子はかわいいけど、それは絵がかわいいっていう単純なものじゃなくて、キャラクターとしての完成度なんだよ。だからいくらかわいい女の子がパンツ見せてても、それだけじゃ駄目なんだよ。リアクションに困る作品。