カテゴリー別アーカイブ: Book/Movie

時をかける少女


時をかける少女 通常版 現在バカ売れ中のDVDをやっと見ました。批判を恐れずに感想を言うけど、正直いまひとつだと感じた。もちろん楽しんで見れたし十分に及第点には達してると思うけど、アニヲタまでもがほとんど手放しで評価していることにはちょっとびっくり。これはSF+青春というテーマのアニメが一般層に受け入れられた事実がまずありきで、作品の評価以前にその現象を喜んでるだけじゃないだろうか。アニヲタにも一般人にも言えることだが、この映画をアニメとして評価するなら、もっとすごいの一杯あるだろうとついつい思ってしまう。とはいえまあ映画だからなぁ。 最近のだけでも、というか俺は基本的に最近のしか知らないけど、2時間という映画の枠に収めてる点を差し引いても『交響詩篇エウレカセブン』の方が胸キュンだし、『かみちゅ!』の方がSF現代劇としては良作だし、一般の大人が見て面白いという意味では『攻殻機動隊シリーズ』や『COWBOY BEBOP』や『プラネテス』の足下にも及ばないと思う。この映画が一般層に受け入れられたのは、あくまで物珍しさ、「アニメってバカにしてたけど映画になるようなのは結構面白いんだね」というちょっとしたサプライズ、ただそれだけのような気がする。ものすごく前評判が良かったんでめちゃめちゃ楽しみにして見たからなぁ。そういう意味では期待しすぎたぶんだけちょっと辛口になってるかも。さらに言えば、そんな期待さえ飛び越えてくれるんじゃないかという、2重の期待が自分の中にあったのかもしれない。

2006年度講談社マンガ賞


第30回講談社マンガ賞

 第30回講談社マンガ賞が10日、漆原友紀氏の「蟲師」など4作品に決まった。贈呈式は6月22日、東京都千代田区の赤坂プリンスホテルで。賞金は各氏100万円。

 受賞作は次の通り。

 児童部門「キッチンのお姫さま」(原作・小林深雪氏、マンガ・安藤なつみ氏)▽少年部門「エア・ギア」(大暮維人氏)▽少女部門「ライフ」(すえのぶけいこ氏)▽一般部門「蟲師」(共同通信)

一般部門の『蟲師』はすんなり決まったそうだが、個人的には『おおきく振りかぶって』と『赤灯えれじい』にもがんばって欲しかった。この感じだと来年が『おおきく振りかぶって』で、再来年には『赤灯えれじい』終わっちゃってるから受賞できずってのも考えられる。『働きマン』も最高に面白いが、安野モヨコは『シュガシュガルーン』で受賞してるからもうしばらくはいいだろう。来年ぐらいにドラマ化しそうだし。

少年部門はまあ全然面白くないというかどういうところが面白いのか全く理解できないけど、絵は確かに綺麗だからいいんじゃないでしょうか。

少女部門は納得いきません。そして児童部門はさすがに聞いたこともない。

こういうマンガ賞の話題見るといつも思うんだけど、本屋大賞みたいに出版社の枠を超えた賞はできないんだろうか。講談社マンガ賞は基本的に講談社作品しか受賞しないし、小学館マンガ賞はごくまれに他社作品(集英社は同じグループだからそれ以外)も受賞するけど作品というより作家に賞をあげる感じだし、日本マンガ家協会賞と文化庁メディア芸術祭は知名度が低いし、手塚治虫文化賞は受賞理由が読めない。もっと白泉社とかメディアファクトリーとかも対象にして、良いマンガを世に知らしめて欲しいものだ。

実写版デスノート主題歌がレッチリな件


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主題歌はあの超有名バンドの最新曲!

レッチリからのメッセージ!
「俺たちの『Dani California』って曲が実写版『DEATH NOTE』の主題歌だぜ。聴いてビビるなよ!」(ボーカル担当:アンソニー・キーディスさん)
「実写版『DEATH NOTE』に参加できて光栄であり、うれしく思うよ!」(ベース担当:フリーさん)

Red Hot Chili Peppers プロフィール
日本での通称は『レッチリ』。世界を股にかけて活躍する超大御所のバンドだ。メンバーは男性4人。

(以上、全て『週間少年ジャンプ』よりそのまま抜粋)

やばい!なんだこれ、オシャレすぎる!ツッコミどころが満載ですが、俺が一番ウケたのは「メンバーは男性4人」です。そこから説明かよっていうね、いやいやもっと重要な事あるだろっていう。あとは「ベース担当:フリーさん」ね。なんなんだこのえも言われぬ違和感は。そして明らかに編集の跡があるコメント。全てが笑いに通じる記事で最高でした。今週のジャンプで一番面白かったのこれだもん。ちなみにこんな注目しといてアレですけど、俺はデスノート別に好きじゃないです。だってあれ、セリフ多過ぎでしょ。文章にしないと描写だけじゃ説明し切れないのは分かるんだけど、じゃあ小説にしろよって思う。マンガで描く必然性がないんだよね。文字が多すぎて体調悪いと読めない。本読むつもりなら大丈夫だけど、こっちはマンガのつもりで読んでんだからさ。

2005年度講談社マンガ賞


第29回講談社マンガ賞

 第29回講談社マンガ賞が11日、「ドラゴン桜」(三田紀房氏)など5作品に決まった。贈呈式は6月20日、東京都千代田区の赤坂プリンスホテルで。賞金は各100万円。

 受賞作は次の通り。

 児童部門「シュガシュガルーン」(安野モヨコ氏)▽少年部門「capeta」(曽田正人氏)▽少女部門「おいピータン!!」(伊藤理佐氏)、「恋文日和」(ジョージ朝倉氏)▽一般部門「ドラゴン桜」(共同通信)

カペタは文句なしの受賞だったそうで、やっぱりなって感じでしょうか。だってカペタめちゃめちゃ面白いもん。というか曽田正人のマンガはハズレが一切ない。全てが少年マンガの王道でありながら、その中で天才の持つ狂気と毒を描いてますから。シュガシュガルーンもほぼ満場一致だったそうです。ずっと読みたいとは思ってんだけど、さすがにオッサンには手に取る勇気が…なかよしだもん…。そして俺も大好き天才ジョージ朝倉。少女部門にはこないだ読んでちょっと感心した丘上あい「やさしい子供のつくりかた」もノミネートされてたようですが、やはりかなわなかったようで。ジョージ朝倉がいなければ受賞できたかもしんない。ただなー、ドラゴン桜はどうなんだ。候補に挙がってたシガテラの方が絶対面白いだろー。来年は小学館マンガ賞の少女部門を東村アキコ「きせかえユカちゃん」が受賞すると予言しておこう。あと、文化庁メディア芸術祭マンガ部門を柳沼行「ふたつのスピカ」が受賞する。

オレンジデイズをひぐちアサに描かせろ!


manga2004-04.jpg 日曜の昼にドラマ「オレンジデイズ」の再放送を見ました。ちょっと前にTBSで妻夫木聡と柴咲コウが出てたアレ。ドラマ自体はそれほどでもないけど、設定とか所々のセリフまわしとかけっこう「へー」と思う部分があった。特に柴咲コウが自分の難聴を他人が思うほど気にしていない風なキャラクターなのが、その裏に隠されたドロッドロのコンプレックスを想起させるあたり。舞台が大学だし、同じテーマでひぐちアサにマンガ描かせたらきっと超面白いんだろうなーなんて思いました。それにしてもドラマってどう作ってもつまんないな。だって今作られてるような1クール12回だと、正味1回が40分としても40×12で8時間でしょ。そりゃ間にそれなりの展開はあるだろうけど、ちょっとした物語を8時間もかけて説明するなんて冗長すぎるよ。隅から隅まで全部説明されて、見てる側が考える隙間なんてほとんどないんだもん。垂れ流されてる情報をただただ受信するだけ。そんなところに果たして感動なんてあるのか、俺には理解できない。小説のように登場人物の顔すら分からず、普通は主人公以外の人間の心の中まではあまり描かれないようなメディアは、その書かれてない隙間を読者が想像力で埋めてゆくことで完成するけど、テレビドラマばっかり見ているとそういった想像力が全く育たないような気がする。よく頭が悪いことの例えで「本は絵がないと読めない」なんて言うけど、絵から受ける視覚的情報がないと物語が理解できなほど想像力や読解力が欠如してるってことだもんな。マンガにしたら面白いって書いといて矛盾してるけど、やっぱある程度自分で想像(創造)できないとつまんないよ。